素質論Lスタイル

2013年12月27日金曜日

素質コア

前回、心的傾向性を60分類した素質コアについて若干ふれました
その60分類は以下のような構成になります


ベクトルH
タイプ    素質コア
012  0123・0124・0125・0126・0129・0120 
025  0253・0254・0255・0256・0259・0250
108  1081・1082・1087・1088
789  7891・7892・7897・7898


ベクトルE
タイプ 素質コア
919  9193・9194・9195・9196・9199・9190
125  1253・1254・1255・1256・1259・1250
001  0013・0014・0015・0016・0019・0010
555  5553・5554・5555・5556・5559・5550


ベクトルA
タイプ 素質コア
888  8881・8882・8887・8888
024  0241・0242・0247・0248
000  0001・0002・0007・0008
100  1001・1002・1007・0008


ベクトルEが24
ベクトルHが20
ベクトルAが16

ベクトルでみた場合、均等にはならないのです
やけに職場でベクトルEが目立つと思っていた人へ
「性格だけではなく、絶対数も多いのです」

素質コア4桁目0~9の数字は陰陽五行の十干を表したものです
数字それぞにも意味があり、
陰陽で言えば、「奇数が陽・偶数が陰」となります

この10分類(十干)による占術も存在するくらいです  

この10分類をとてもわかりやすく解説している書籍を紹介します
結婚など人の相性を占う場合に最も役立つと言う人もいます

2013年12月12日木曜日

素質

素質という言葉の意味は、世界大百科事典に「個人が先天的に持っている機能の身体的ないし精神的反応傾向のこと。このうち身体的反応傾向を体質と呼び,精神的反応傾向を気質と呼ぶ」と記載されています

英語のDispositionが気質を意味するのは、占星術による星の配置によるもの(ホロスコープ)、つまり「どんな星のもとに生まれたか」ということになります

もう一つtemperamentも気質を意味しますが、語源は「ほどよく混ぜ合わせる」であり、これは人間の性格は「血液」「胆汁」「黒胆汁」「粘液」という4種の体液の混合によりつくられるとした古代思想からきているものです

「自分は何者で、どこから来たのか」という命題は、古代から続いているようです

その他にも資質・性質・性癖・性分・気心 ・気性・性格・気立など多くの類義語があり、素質ひとつ取っても奥深い世界が展開されます

元に戻り、素質を「気質(心)+体質(体)」による生来性の特質とした場合、
素質論分析手法の中では素質コア」が最も的確に人の素質を表現しています

素質コアとは、素質タイプのファーストエレメント3桁に、1桁を足して4桁の数字で表現したものであり、60に分類されます。素質タイプ000であれば、0001・0002・0007・0008と表記されます(つまりタイプ000であれば、さらに4タイプに分類されるのです)

素質論を主催するライトコーポレーション社は、運命学と記載しているだけで、正式には公表していないものの、この60分類は古代から伝承される陰陽五行を基にした六十干支(ろくじっかんし)であることは明らかです

この六十干支は天干と地支の組み合わせであり、まさに天(心)と地(体)により成り立っているのです





2013年12月11日水曜日

ベクトルHの知識欲

「信頼できる良好な人間関係を築きたい」という精神性は、ベクトルH(ヒューマン)が持つ特性のひとつです。何か新しい話をすると次々と質問をしてきて、本当に「知識欲」が強いなと感じることが度々あります。

周囲に気を使うベクトルH、自身が知りたがりなので懇切丁寧な説明をします。結果、ベクトルEから「話が長い」とか「話がくどい」などと言われている姿も見かけます。

その知りたがりの特性を二つに分けると以下のようになります

・タイプ012/025〜知識を得るとモチベーションがあがる(スキルアップ)
・タイプ108/789〜知識を得ると安心する(セーフティ)

私はビジュアル型なので、空間を想定して分類してみると以下のようになります

・タイプ012〜新情報(未来)
・タイプ789〜歴史/実績(過去)
・タイプ025〜多彩な情報収集(拡)
・タイプ108〜情報を掘り下げる(縮)

矢印で表現すると←(未来)  →(過去)  ↑(拡がる) ↓(掘り下げる)となり時空間を巡らすイメージになります

ベクトルに限らず素質論の分析手法をみると、それぞれの個性には生まれながらにして「役割」があるのだと感じてしまうのです





2013年12月10日火曜日

感情

智慧を司る仏とされる文殊菩薩さまが獅子の背中に坐っている姿を時々見かけます。その獅子は感情を意味するという話を聞いたことがあります。獅子と戦っても勝ち目はなく、智慧を持って乗りこなしている姿だそうです

さまざまな感情が湧き出るのは自然であり、無理に抑える必要もなく、素直に感じ取って自分自身の内面を観察すればよいそうです。そして手放す。感情そのものに善し悪しはありません。獅子に例えられるように抑えようとすればするほど抵抗されるだけです

素質論に出会い、いかに人が「感情」にコントロールされているかを知ったしだいです。獅子を乗りこなせるようになるには、多くの経験と訓練が必要です。もちろん私も訓練中、心を揺さぶられるような感情に出会うと「また一つ貴重な経験が増えた」と唱えます

可愛らしい仏様のイラストを無料ダウンロードできるサイトがあります。
ちなみに普賢菩薩さまは象に乗っています

守り本尊ギャラリー

2013年12月4日水曜日

ポジション

素質タイプ12種類の中で一番せっかちな素質タイプはどれでしょうか?「ポジション」という分析手法があり、自分らしさを発揮できる環境や地位を4分類したものです。その中の「クイック」と呼ばれるグループに分類されるのは012/919/888の3タイプです

クイックの特徴は以下のようになります

・現場の第一線で先頭をきっていく突撃隊長的役割が自分らしい
・チャレンジ精神旺盛で、思ったことはすぐに行動を起こし突き進む
・時間に追われるような場面でモチベーションが上がり、ぐずぐずされることが嫌い

タイプ012は人目を気にしてスマートに振舞いたい人が多いので「せっかち」な部分が表面化しにくい傾向があるのですが、職場で見るタイプ919とタイプ888は本当に「せっかち」です。多少の違いがあり以下のように感じることがあります

・タイプ919~仕事をテキパキとして結果を早く知りたい、自分の時間を持ちたい
・タイプ888~仕事を早く終わらせて解放されたい、安心したい

素質タイプの特徴は、頭脳労働よりも肉体労働をしている時の方がハッキリと出ます。プレゼンのための会場設営及び後片付けをするような場面で、観察すると可笑しくなるくらいです

東京では急ぐ人の為にエスカレーターの右側をあけるのがマナーになっています。そこを急ぎ足で上がって行く人を見るたびに、「クイック」に違いないといつも思ってしまうのです。実際、タイプ919に確認してみると「左側で待っている人の気持ちがわからない」と言っていました。タイプ919は名称そのものがクイックとなっているくらいなので、919-919-919の行動を一度観察してみたいものです

2013年12月2日月曜日

コミュニケーション

素質論には「コミュニケーション」と呼ばれる分析手法があります。12の素質タイプを「フィックス」と「フレックス」に2分類したものです

フィックス ・・・ 物事をより明確に、具体的に捉えたい精神性があり、抽象的なものは、出来るだけ限定して最終的には「点(ピンポイント)」に絞り込んで目標を明確にする

フレックス ・・・ 物事を限定せず、まずは向かっていく方向や着地点を定め、その方向に向かいながら修正し、ベストな着地点を決める。関連する物事との繋がりを考えながら複合的に判断する

フレックスの人が説明した後に、「いいから結論を先に言ってくれる」とフィックスの人が言うのを、よく目にします。それに対し、フレックスは「それくらい察してくださいよ」と反論
ベクトルEは全て「フィックス」、ベクトルAは全て「フレックス」、ベクトルHは二つに分類されます(コミュニケーションにもファースト・セカンド・サードがあるので、数学のように完全に分類できるわではありません)

周囲に気を使うタイプが多いベクトルHと違い、物事をハッキリと言うタイプが多いベクトルE、火種をつくるのはたいていベクトルAです

この「コミュニケーション」という手法を知った時、コミュニケーションギャップは必ず起きるように仕組まれているのだと悟ったのです。「人は人でしか磨かれない」・「人生は学習」といった言葉もよく目にします。職場や家庭で理解の相違によりトラブルが生まれるのは必然だと思うようになりました

点思考(フィックス)と面思考(フレックス)なので、最初から相容れないのです。理解するためには、相手の立場にたった相互理解が必要になります。理解するには立ち位置を変えて見るしかないのです。コミュニケーション手法を知ることにより、多少は腹が立つのを抑えることができるかも知れません。完全ではありません

2013年12月1日日曜日

県民性

県民性という言葉が日常的に使われています。生まれ育った出身地域別に性格があるという考え方です。転勤族だった頃2~3年おきに、新潟市→館林市(群馬県)→新潟市→佐賀市の順で移り住んだ経験があります

新潟県で「新潟で杉と男は育たない」という格言を聞いたことがあります。それは地元の人も認めていて、全体的にのんびりとした雰囲気があり、何を言っても「そういんだ(そうですね)」と頷く人が多かった記憶があります。女性は働き者です

群馬県の女性は「気が強く働き者が多い、口は悪いが情が厚い」と噂に聞いていたとおりでした。「かかあ天下とからっ風」という言葉があるように、土壌の悪い群馬では養蚕などが発達し、それは稲作と違って商工業的な要素も強かったとのこと

両県から確かに県民性をいうものを感じることができました。群馬県から新潟に一度戻ったのでなおさら強く感じたのでしょう。新潟には「新潟では二度泣く」という格言もあります

そして佐賀、そこでは新潟県で感じた同質のもの「のんびり」とした雰囲気を感じたのです。私は熊本出身、同じ九州でもずいぶん違うものだと感じたものです。調べてみると、佐賀県は稲作が盛んであり焼酎がほとんどの九州にあって日本酒も多く消費されていることがわかったのです。稲作と日本酒と言えば新潟県です

古事記に、「豊葦原の瑞穂の国 (とよあしはらのみずほのくに)」記述されているように稲作と日本人とは縄文期からの切っても切れない関係があります。そんな経験から地域による稲作の割合がDNA的な影響を与えているのではないかと思っているしだいです

そんなふうに考えると、人の性格というのは多くの要因が混合された奥深いものだと感じてしまいます

ちなみに大阪にも1年住んだことがあります。大阪は性格の違いというレベルではなく、私にとっては完全に「異国」です